人材業界歴15年以上。現在も都内の人材会社で、集客責任者を務めています。
「30代の公務員ですが、民間に行けますか?」という相談をよく受けます。
正直に言います。丸腰でいくと9割落ちます。民間企業は「公務員の常識」を嫌うからです。
しかし、「公務員の強み」を正しく翻訳して伝えれば、優良企業への道は開けます。そのための「翻訳機」となるエージェントを紹介します。
「『公務員は使えない』って思われそうで怖い…」
でも、諦める必要はありません。「公務員出身者」を欲しがる企業を見つけられるかどうかが勝負です。
こんにちは、人材業界でマーケティング部長をしているサトウです。
30代公務員の転職は、いわば「異世界転生」です。
「利益」を追求しない世界から、数字が全ての「資本主義」の最前線へ行くわけですから、アレルギー反応を起こす企業も多いのが現実です。
普通の転職サイトで応募しても、「ビジネス経験なし」「スピード感が合わない」と判断され、書類選考で落とされ続けます。
ここで必要なのは、
①「公務員の真面目さ・堅実さ」を評価する企業を大量に見つけること
②「お役所言葉」を「ビジネススキル」に翻訳してくれるプロを味方につけること
この2点です。
今日は、元公務員が民間への脱出を成功させるために不可欠な、3つのエージェントを紹介します。
1. 【必須】「数打ちゃ当たる」は、公務員の基本戦略
公務員からの転職において、最も高いハードルは「書類選考」です。
悲しい現実ですが、10社応募して1社通れば良い方です。だからこそ、分母(求人数)が少ないエージェントを使うと、手持ちのカードがすぐにゼロになります。
リクルートエージェント
ここを選んだ理由は、シンプルに「求人の数が圧倒的に多いから」です。
リクルートエージェントは、ベンチャーから老舗の大手企業まで、あらゆる企業の求人を網羅しています。
中には「元公務員のコンプライアンス意識の高さが欲しい」「行政との折衝経験を活かしてほしい」というニッチな需要を持つ企業が必ず埋もれています。
それを見つけ出すためには、業界No.1のデータベースにアクセスする権利が必要です。
公務員へのメリット
- 求人数が桁違いなので、「公務員OK」の企業の絶対数が多い
- 「未経験歓迎」の求人も多く、異業種へのチャレンジがしやすい
- とにかく数を回して、面接のチャンスを掴み取るための生命線
まずはここに登録して、社会にはどんな仕事があるのかを知ることから始めてください。
2. 【翻訳力】「行政の仕事」を「民間の実績」に変える
公務員の仕事(調整業務、文書作成、法令遵守)は、実は民間でも高く評価されるスキルです。
しかし、自分でそれをアピールしようとすると、どうしても「地味」に見えてしまいます。
あなたの職務経歴書を、民間企業が「採用したい!」と思う内容に書き換えてくれるのがここです。
パソナキャリア
サポートの丁寧さで業界No.1のエージェントです。
ここのキャリアアドバイザーは、ヒアリング能力が非常に高く、あなたの「なんとなくやってきた業務」の中から、民間で通用する強み(ポータブルスキル)を掘り起こしてくれます。
また、パソナ自身が官公庁の委託事業を多く手がけているため、「公務員の働き方」や「強み」をよく理解しているのも大きなポイントです。
ガツガツした営業会社ではなく、落ち着いた社風の企業を紹介してくれる傾向があります。
公務員へのメリット
- 「利益追求」に慣れていない公務員にも、優しく寄り添ってくれる
- 自己PRの作成や面接対策を徹底的にサポートしてくれる
- ブラック企業を避け、堅実なホワイト企業を探したい人に最適
「初めての民間で怖い」という方は、パソナをメインに使うのが一番安全です。
3. 【逆転手】「専門職公務員」なら、市場価値は高い
もしあなたが、「国税専門官」「法務省」「技術職」「財務関連」など、特定の専門スキルを持っている公務員なら、話は別です。
あなたの知識は、民間企業(特に管理部門や専門商社)にとって喉から手が出るほど欲しいものです。
安売りせず、適正な高年収で評価してもらうならここです。
JACリクルートメント
ハイクラス転職に特化したエージェントです。
一般的に公務員の転職は「年収が下がる」と言われますが、JACを使う層(専門スキル持ち)は逆に上がることがあります。
「税務のプロ」「法律のプロ」「行政手続きのプロ」として、大手企業の法務部や経理部、あるいは外資系企業への道が開けます。
自分の仕事に「専門性」があると感じているなら、一度ここで市場価値を診断してもらうべきです。
公務員へのメリット
- 特定分野(税務・法務・土木・建築等)の専門官は高く売れる
- 30代後半〜40代でも、スキルがあれば高待遇での転職が可能
- 「公務員」という肩書きではなく、「実務能力」を見てくれる
「自分はただの事務屋じゃない」というプライドがある方は、ここで勝負してください。
まとめ:公務員の転職は「準備」が9割
公務員から民間への転職は、決して不可能ではありません。
しかし、準備不足で挑めば「世間知らず」と見なされて終わります。
- まずは数を確保してチャンスを広げる
→ リクルートエージェント(必須) - 公務員の強みを言語化して安心転職
→ パソナキャリア - 専門スキルを武器に年収アップ
→ JACリクルートメント
この3つを使い分けることで、「未経験・30代」の壁を突破し、新しいキャリアを掴み取ってください。